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中堅企業IT部門の日常

中堅企業IT部門の中間管理職で半研究者の雑談です。毎週火曜日更新予定

仕事に文句をつければ、仕事がなくなるだけです 2

キャリア 働き方 人材育成

さて、前回はブラックバイトが横行する一方で、結構いい加減なバイトもいるわけで、まじめにやっている企業はそういったバイトに日夜困っている、ということを書きました。

blog.sme-itdept.com

 

確かに、今、人手不足でバイト代も高騰しているので困らないかもしれませんが、あまりいい加減なバイトが増えると、めぐりめぐって最終的には働き手が困ることになるのではないかと。

 

だんだんと仕事はなくなる

さて、働く手の要求は厳しくなる一方で、企業はハイハイと言っているかというとそうではありません。良い人が集まらないなら人がいらなくするだけです。


面と向かっていうと批判されるのであまり大っぴらにアピールはしませんが、企業は常に単純を中心に人件費を下げるための努力を続けています。

 

WEBに移行する

まず、一般的に行われている方法は、WEBに顧客を流すことです。
小売りなら、対面販売を減らせば言い訳です。
対面店舗でなくWEBで売れば言い訳です。そうすれば、対面の人員は減ります。当然SEなど技術系の人数は増えますが、1店舗何人もバイトを抱えるのにくらべれば、圧倒的に人数も減りますし、管理コストも減ります。

書店、銀行、こういった業種は、インターネット化で、店舗も人員も減っています。

 

書店

アマゾンにコテンパンにやられている感じがしますが、実際に店舗数、従業員数は右肩さがりです。

1999年   22,296 店 

から

2014年   13,943 店

と40%近く減っています。

www.1book.co.jp

 

従業員数も2002年がピーク

www.1book.co.jp

 

銀行

インターネットバンキングの導入やら、業界再編やらで店舗が減っているような気がしますが。

統計局ホームページ/日本の統計 2015−第14章 金融・保険

都市銀行の店舗数
平成12年:2,928→平成25年:2,532

思ったほど減っていない気も。まあ、それでも15%近く減っています。

 

他にも衣料品もインターネット販売が進んでいます。ZOZOTOWN、ユニクロなど衣料品の購入も店舗からWEBにどんどん移って行っています。

別に対面をなくす分けではないのです。対面は優秀な人を少数で残しその人を優遇すれば言い訳です。なにも使いにく人材を多数抱える必要はないわけです。

たいがいの企業はWEBでの購買率はKPIになっており、これが上がることで店舗人件費が下がります。

 

自動化する

対面で店舗でサービスするとしても、必ずしも人が対面する必要はないわけです。例えば、鉄道の切符販売や改札はかなり前から自動化されています。これにより、大きな人員削減が実現されています。

 

他にも、病院の精算業務、映画館でのチケット販売等々、数多くの業務が機械に乗り替わっています。飲食においても、回転ずしなんかはすべてタッチで注文、そこに介在する人は最小限に抑えられています。

 

特に製造業の工場は進んでいます。先端の工場はロボットが製造しています。MAKERSによると

MAKERS―21世紀の産業革命が始まる

MAKERS―21世紀の産業革命が始まる

 

 

過去40年間に工業生産は二倍になったのに、製造業の雇用はそのあいだにおよそ30%減少している。

生産量の増加は製造効率の改善(大半はオートメーション)によってもたらされたもので、労働者ひとり当たりの生産性は向上しているが、雇用は増えていない。

製造業は常に安い人件費を求めて、途上国に工場を移してきました。例えば中国での生産などがそれにあたります。しかし、最近では中国の賃金も上がってきており、アメリカに並ぶといわれています。

そうなると、次の生産地を探すか、人を使わないで自動化するかですが、自動車業界は自動化が進んでいます。

現在、自動車産業における人件費の割合は、自動車の総費用の15%に満たない。

とのことです。ロボットを中心に生産を行い、人はそのロボットをサポートできる能力を持った人材に絞りこんでいます。

 

景気が良い中で、人が集まりにくくなれば、企業は人を集めなくて済む方法を考えるわけです。

 

さらに進む人減らし

AIの進歩により、更に今後人の職業は奪われていくと言われています。

gendai.ismedia.jp


今後、対面サービスがなくなるわけでもないし、人がサービスをすることはゼロにはならないと思います。ただ、そういった業務は絞りこまれ、優秀な人材が行う仕事になっていく可能性があります。

やはり、高齢者や富裕層は対面で丁寧な対応を要求するかもしれません。そういった客層にはインターネットや機械による販売はそぐわないと思われます。こういった層に対するサービスとして高度な接客能力を身に着けた人材はさらに重要になっていくかもしれません。

 

ただ、一方で、接客やサービスを単純労働と割り切って、適当にやるような人材には今度、職が減っていく可能性があります。

働く側も仕事に要求を言うのは当たり前の権利で、どんどん言うべきだと思うのですが、その一方で働く側もスキルを磨き、価値を高めることを続けないと、働き口は減っていく可能性があります。企業は企業で常に、対策を考え続けています。

 

今はいくらでも仕事があるかもしれませんが、気づいたら仕事がなくなっているかもしれません。文句ばかりではなく、スキルを身につけ、ステップアップを続けていく必要があります。自戒の念をこめて。

 

(AIの流れはこちらを。ちょっと古いですが、まとまってます。)

クラウドからAIへ

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