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中堅企業IT部門の日常

中堅企業IT部門の中間管理職で半研究者の雑談です。毎週火曜日更新予定

ベンダーからユーザー企業に転職した管理職がやってはいけない5つのこと

コンサルティング 人材育成

いまさら時代遅れな「XXがやってはいけない5つのこと」的な内容です。

 

自分はベンダーやコンサルから転職して中堅というか中小企業のIT部門の管理職になったのですが、いざ入社すると、その企業文化の違いたるや驚くほどでした。

ベンダーやコンサルでは当たり前にやることも、ところ変わればやってはいけないことになったりします。今回はそんなことを5つほど。

1.会議でしゃべりすぎない

コンサルになって会議に出るとまず言われることが、「なにもしゃべらないなら存在価値ないよ」ってやつです。

コンサル会社では新卒で入社早々クライアント先に連れて行かれたりするのですが、当然学生に毛が生えたようなコンサルには、クライアントの重鎮にコメントできるわけがありません。当然、会議中は議事録を取って、黙ってたりするのですが、そうなると「存在価値ないと」となります。

"Tits in the Bull" 牡牛のおっぱい、「絞っても何もでない」という表現でよく言われます。

 

そりゃ当然と言えば、当然です。クライアントはコンサルタント一人数百万円といったフィーを払っているわけで、単にノート取って黙っているやつにカネなんか払いたくないわけです。

そうなると、なんとか自分をアピールして存在価値を示さないといけません。かといって内容ないことを長々と話すとそれはそれで怒られたりもします。

また、ぼけっとしていると、次の新入りが入ってきて下から突き上げをくらい、プロジェクトを外されたりします。

会議はいかに話して、自分の価値をアピールしていくか、そういった場所であったいります。

 

そういった環境でもまれていると数年経てば、会議で内容をぱっとまとめて要点を話したり、論点がずれたりすると修正したりというテクニックがついてきます。そうして、会議の主導権を握れるようになってきます。

 

さて、こういった状況でユーザー企業に入ってくると、当然ホワイトボートの近くに座り、会議を勝手にまとめ、勝手に回答だしたりしてしまいます。ああ、なんと効率的で生産的な会議。と自己満足に浸ったりします。

 

でも、これだとダメなんです。やりすぎると部下が伸びないんです。

 

コンサル会社には腐っても日本のトップクラスの人材が集まってきます。ほおっておいても、自分で生き残ろうと前向きに、積極的に、努力して成長していきます。ある意味管理なんて不要なんです。ある程度ほおっておいても伸びる人材は伸びるし、伸びない人材には、辞めてもらえればそれで終わりです。

 

でも、中小企業では、まずそういったことはありません。ふつうの人材が多数います。そういった部下に対しては、チャンスを与え、失敗して気づかせ、成長を促す必要があります。

会議で、こっちがべらべらしゃべって、回答や方針まで決めてしまうと、こういった部下は黙って聞いているだけで、思考停止してしまいます。そうなるとなかなか成長しません。また外資のようにそう簡単にクビにもできませんので、成長しない若手が大量に発生することになります。そうなると、部署全体としてのパフォーマンスが落ちることになります。

 

なんで、上司としては、自分の優秀さを主張したいのをじっと我慢して、黙っている必要があります。まずは部下にしゃべられせること。自分はじっと耐えて我慢することが重要です。

当然、「こいつ何言ってんだ?」とか、「さっさと決めてくれよ、こっちは忙しいんだよ」なんてことも多々あるかと思います。ただ、そういったときに、頭ごなしにかぶせるのではなく、質問する、見方を提供する等々を行い、本人に気づかせることが重要です。

特に、会議の最初は、部下に任せたのなら、その部下が切り出し議論をスタートさせるのを待たなくてはなりません。自分で話だし、「今日決めることはXXX」とか言い出した時点で、部下の成長の半分くらいを奪ってしまいます。

ほんと、自分の優秀さをアピールする必要はないのです。それは、部下のいないところで披露すればそれで十分です。大丈夫、部署全体のパフォーマンスが上がれば、あなた自信の評価も自然に上がります。日本企業はそんなところです。たぶん。

 

5つとか言いながら、まだ一つですが、今回はこの辺で。またいずれ。

 

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