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中堅企業IT部門の日常

中堅企業IT部門の中間管理職で半研究者の雑談です。毎週火曜日更新予定

そんなに人のことを知ってどうすんの?

 ビックデータの流行もあり、アプリを入れたり、会員登録したりするといろんな個人情報が取られていきます。一体そんなに人のことを探って何をするのかと?

 

 Uberのアンドロイドアプリはマルウェア?


Uber's data-sucking Android app is dangerously close to malware [updated] | Cult of Mac

 

  Uberのアンドロイドアプリが、端末からいろんな情報を取得しているようです。

例えば、

App Activity (Name, PackageName, Process Number of activity, Processed id)
App Data Usage (Cache size, code size, data size, name, package name)
App Install (installed at, name, package name, unknown sources enabled, version code, version name)
 PhoneCall (call duration, called at, from number, phone call type, to number)
 SMS (from number, service number, SMS at, SMS type, to number)

等々、「誰に電話かけたか」まで取られているようです。そこまで取って何をするのか。。。あまりいい気はしません。

 アンドロイドの方が、iOSよりも細かいパーミッションのコントロールができないようで、アプリを利用する最初の段階で、上記のような情報取得のパーミッションを一括で取らなければならないという理由もあるようです。

(ただ、そんなにいろんな情報をとって何に使うのかの説明にはなりませんが。。。)

 

そんなに情報とってどうするのか?

 Uberに限らず、最近はいろんなデータを取得したがる傾向があるようです。

 アプリをインストールすると、端末の情報抜かれますし、何かWEBサービスを利用しようとすると、FBと連動して情報が抜かれたりします。

 また、ECサイトを利用しようとすれば、会員登録を求められ、個人情報の記載を求められます。

 

 ただ、一方で、これらの情報を取得した結果、どこにどのように利用されているのかを明記されていることは滅多にありません。

 実際登録して何が起こるかと言えば、多くの場合、どうてもいいことしか起こりません。

 特に販促系についてはうんざりすることが多く、会員登録して、購買履歴を抜かれても、やってくるのは、

「お近くにおすすめのお店があります!」

とか、

「お得なクーポンのお知らせです!」

とか、

「XXをお買い求めになった方にお得なサービスのお知らせです!」

みたいなものばかりです。正直、どうでもいい半スパムメールです。

 

 確かに、googleなどは、ログがとられればとられるほど利便性が上がったりします。検索の予測から、各種パスワード等々。また、ドライブの機能向上なども、ユーザーの利用ログから分析しているのではないかと思います。(ただ、あまりに情報がとられているので、あまりいい気分はしませんが。。。)

 

企業の気持ちも理解はできる

 一方で、企業にしてみれば、「情報取得すれば何かできるのではないか?」という誘惑は大きなものがあります。

 

 日経情報ストラテジーとか読めば、毎月「ビックデータで売り上げ向上!」みたいな特集が組まれています。最近では、日経BigData - データ活用で成長戦略を描くなんてのもあるようで、とにかくデータはお宝です。

 

 「うちも同じようなことができるのではないのか?」

 

 そういった気持ちが生まれるのは当然です。そうなると、「とにかく情報が必要!」、まずは情報取得して、使い方は後で考えるという方向になりがちです。

 

 卵とにわとりの議論ではありますが、「情報を取得すること」と「施策を考えいること」には微妙な前後関係があります。

 

 確かに、googleやamazonであれば、情報を取っておいてあとからそれを見て、分析し、有効活用することが可能だと思います。情報を見ながら仮説を立て、さらに情報を分析し、施策を立案するといった、活動が定常的に行われているのではないかと。

 

 一方で、中小・中堅企業では、そういったスキルもなければ、人材もいないので、取ってはみたものの有効活用されないケースも多々あります。結局、メールで販促して終了という状況に落ち着いたりします。

 

ユーザーにどう還元するか

 情報を取得されることにユーザーが納得できるかどうかは、取ったデータが、有効に活用され、ユーザーにどのように還元されるかにあると思います。

 

 それは、「お得な情報」みたいなくだらないものではなく、より明確に 

・会員登録すれば、サービス利用料が10%オフ

・情報提供すれば、特殊機能が利用可能

のように、提供する情報とユーザーが得られるリターンが明確に比較可能な状態にする必要があるのではないかと思います。

 

 そして、最終的にユーザーが判断し、提供の有無を選択できるようにすることが重要ではないかと。

 

 まあ、個人的には、なんでもかんでも登録してしまうので、恐らくいろんなところで情報がダダ漏れ状態です。

 

(グーグルの働き方についてはこちら)

How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス)  ―私たちの働き方とマネジメント

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 (グーグルが独占企業の例としてでします。「独占」と「競争」の話は一読の価値ありです)

ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか

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