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中堅企業IT部門の日常

中堅企業IT部門の中間管理職で半研究者の雑談です。毎週火曜日更新予定

IT部門の人員構成

IT部門

 IT部門も部門というからには、それなりに人がいて、それぞれ役割があります。ただ、それらのメンバーは、必ずしも正社員というわけではなく、派遣、業務委託等々、様々な人で構成されています。

 

例えば、IT部門には次のような役割を持つメンバーがいます。

  • 部門の管理:中小・中堅でもそれなりに人数がいると管理する部長がいます。他部署と兼務のケースも多いかも
  • アプリケーションの開発管理:アプリケーション開発のPMを行う人です。開発そのものはベンダーに頼むことも多いので、ユーザー企業側のPMとして施工管理します。
  • アプリケーションの開発:実際にコーディングして開発する人です。これも大抵ベンダーに頼むので、社内にはいないケースも多いかと。
  • インフラ管理:ネットワークやサーバーやらの管理・運用をする人です。
  • PCサポート:ユーザーからのPCの問い合わせ対応をする人です。

 

 これらのメンバーをどういった雇用形態で、構成するか、それが重要なマネジメントのポイントです。

 

 例えば、PCのサポートについては、サポートデスクの業務委託を受ける会社はごまんとあります。そういった企業に出す方がより効率的なことが多いです。

 一方で、アプリケーションの開発管理などは、正社員で雇用し長く育てた方が有効なこともあります。それは、社内のステークホルダーの調整やら、社内固有の業務知識なども必要となるので、社内で長期的に雇用し育てることにそれなりの価値があるからです。

 このように、役割ごとの条件に合わせてうまく調達方法を変える必要があります。

 

 判断には、いくつかの判断基準があると思われます。例えば、

 

定型業務かどうか?

 一つはその業務が定型化が可能かどうかがあります。定型化が可能なものは、アウトソースもしくは業務委託する方がより効率的です。

 さらに自社内だけでなく、多くの企業で定型化できる業務、例えばPCサポートなどは、業務委託を受ける会社が多数あり、そのためコストも安く質の高いサービスを受けることができるので、より外部化することが有効な業務です。

 逆にいうと、如何に業務を定型化できるかが重要ともいえます。付加価値の低い業務については、極力定型化し、時には外部委託先のテンプレートにあった形に業務を直すことも有効な手段と言えます。こういった業務の定型化の能力がIT部門には求められます。

 業務委託や派遣の利用で最も大きいことは、人材の調整が容易なことです。需要が減れば委託を減らすことができ、また需要が増加したときは、それに合わせて委託を増やすことができます。

 また、業務委託や派遣の場合は、いったん業務を始めてみて来た人材がスキル不足の場合は、交代も可能ですし、辞めることもできます。こういったことは、正社員できないことです。

 逆にあまりに社内固有の知識が必要なことを任せてしまうと、いざという時に委託先からの値上げ要求されるなど、業務委託のメリットが減ってしまいます。

 

投資する価値があるかどうか?

 その業務が戦略的に投資する価値があるかどうかも大きな判断材料です。つまり、人を長期に雇用し、教育コストをかけてその業務のスキルを向上させる、それが有効かどうかを判断します。

 例えば、今になってCOBOLのスキルを正社員を雇用して投資するような企業はかなり少ないと思います。

 また、社内で開発業務を行う人材を育てるかどうかなどは企業によって判断が分かれるところかと思います。開発スキルを社内で育てるのは非効率と考える企業もあれば、逆に内製化を進めようとしている企業も最近よく目にします。

 内製化を進める企業では、「開発できるスキルがなければ、ベンダーマネージもできない」とか、WEB系の企業なんかだと「社内に開発者がいなければサービス改善が間に合わない」という意見も聞きます。ここら辺は、企業の戦略的な観点もからんでくるので、難しい判断にはなります。

 特に、将来にわたって有効な投資かというのは判断が難しいです。、例えば先ほどのPCサポートのような業務は、2000年前後は、社内の正社員にやらせることも多かった業務です。当時は、PCの設定にはかなりスキルが必要で、企業ごとに設定方法が大きくことなったりもしていました。しかし今ではかなりコモディティ化され、こういったスキルを内部化することはほとんどなくなってきました。

 そうなると、PCサポートをやっていた正社員をどのようにスキルチェンジさせるかは一つ大きな問題となってきます。

 

 このようにいくつかの判断を行いながら、正社員、業務委託、外部ベンダー、派遣等々を組み合わせIT部門を構成していきます。

 

  

 

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