中堅企業IT部門の日常

中堅企業IT部門の中間管理職で半研究者の雑談です。毎週火曜日更新予定

アルコールで調子はよくなるのか

お酒の席ではついつい調子がよくなってしまいます。大失敗はしませんが、それでも「なんであんなこと言っちゃたかな」と、翌日落ち込むことはざらです。 性格のビックファイブ 人の性格を測定する方法は、数多く研究されてきましたが、最近よく見かけるのが…

日本企業のすばらしさ、恐ろしさ

「これまでの働き方は、もう成り立たない」的な話が、ここのところ流行っていますが、それでも古典的日本企業は安定しています。 「東芝はどうなんだ、東電やJALだってこないだまでガタガタだったぞ」 確かに、いくつかの大企業がガタついているのは確かです…

保守のむずかしさ2

さて大手SIerは、「システムまるまる面倒みます」なんて営業をしますが、うまくいったためしはありません。 blog.sme-itdept.com グループ企業一体で 大手のSIerは、複数のグループ子会社を持ち、システム開発や保守など役割を会社ごとに分担しているケース…

保守のむずかしさ1

日本を代表するSIer F社、N社、H社などは、総合的なITサービス提供をうたっています。 ゆりかごから墓場まで 大規模なITシステムを構築する場合は、企画、設計、開発を行い、そしてシステムが稼働したら保守が始まります。 そしてシステムのライフサイクルが…

どっと疲れる異動シーズン

4,5月は組織が大きく変わるシーズンです。IT部門としては、その対応に追われます。 人事異動 異動が出ると各種システムの登録の更新が必要になります。権限の設定やらなんやらで業務は増えます。 最近は内部統制の監査なんかもあり、アカウントと権限のチェ…

これじゃ意味ないじゃんという作品

「美女と野獣」の実写版が劇場公開され、TV等で露出が増えています。 この作品、言うまでもなくディズニーの名作です。あらすじはこちら 基本は、人を見た目で判断してはいけない。中身を見て人に接しなさいというお話です。 王子は、もともと人間なのですが…

AIでガン診断

医療とITは最近ホットトピックです。たとえば、googleのdeep leaningで画像認識することでガンの診断を行います。 edgylabs.com なんのスコアかよくわからないのですが、人間が73%に対して、このアルゴリズムが89%と精度が高く、言うまでもなく診断にかかる…

SIer vs WEB屋 その3 無難なWEBサイトへの回帰

WEB屋が大風呂敷を広げて始まったWEB開発のお話の続きです。 blog.sme-itdept.com SIerの逆襲 さてまずは、WEB屋のデザインをもとにSIerが概算見積りを出すのですが、それでは予算に全くミートしないので、詳細を見直します。 まずは、SIerとWEB屋を集めて、…

SIer vs WEB屋 その2

WEB屋に現場部門が陥落することで、WEBのリニューアルプロジェクトが始まったお話の続きです。 blog.sme-itdept.com ゼロベース思考 WEB屋のプロジェクトは、まずはゼロベース、制約なして、デザインが始まります。UXを云々言いながら、デザインのモック、ワ…

SIer vs WEB屋 その1

中堅企業でも時には、数億円かけてECサイトを作ることがあります。 あまりいけていないECサイトができるまで うちのような中小企業に毛の生えた程度の会社では、ITシステムの開発を内製化するほど人は抱えられません。特にWEB関連ではスキルがすぐ陳腐化して…

飲みに誘ったら秘書から返事が来た

先日ドトールに入ったら、ばったりと中学校の同級生と遭遇。互いに、驚きつつ名刺を交換。 「今度飲みに行こうぜ!」 と気楽に誘ったところ、 「ぜひぜひ」 というので、翌日早速名刺をもとにメールを。 「昨日は驚いたよ。ぜひ飲みに行こう。来週は空いてる…

職業選択の自由を

前回は、過労死等の問題を解決するために、労働時間の制限が進められていること。しかしながら、本質的には時間のコントロールするのではなく、働く人が辛く感じときに会社を柔軟に変えられる自由が必要なのではないか、という話でした。 blog.sme-itdept.co…

労働時間を制限することは解決策なのか

過労死問題を発端として、最近は労働時間の制限が急激に進んでいます。 聞いた話では、某IT企業でも労働時間の制約が厳しくなっており、規定の残業時間をオーバーすると強制的に会社を退去させられるそうです。 新サービスのカットオーバーが2時間後といった…

要件定義なんて過去の産物?

AI、特にDeep Learningが進むと、システム開発も変わり、IT部門の仕事も変わるのではないかという話の続きです。 blog.sme-itdept.com AI時代のユーザーIT部門 Deep Learningのようなデータ主導の開発になると、これまでのような要件を決める必要がなくなり…

AIでIT部門の仕事はどうなる

ここ数年の第3次人工知能ブームで、Deep Learningはじめさまざまな技術が登場しました。 それらの技術により、自動運転、翻訳等、世界が変わりつつあります。 さて、こんななかユーザー企業のIT部門はどうしていこうかという話です。 これまでのITシステム開…

学ぶことは最高の趣味

最近ドラマ化されたせいか、下剋上受験の記事へのアクセスがちょっと増えてます。 blog.sme-itdept.com 書籍は娘がお受験にがんばる感動の話というよりも、中年男性のお父さんが娘の勉強を通じて人生を変えていくという、おやじ向けの人生ドラマという感じで…

クラウドソーシングは、りっぱな労働市場2

世界ではクラウドソーシング、労働市場として確立されているという話の続きです。 (前回はこちら) blog.sme-itdept.com 日本のクラウドソーシング市場 日本のクラウドソーシングもそれなりにがんばってます。クラウドワークスは2014年に上場し、2016年には…

クラウドソーシングは、りっぱな労働市場1

WELQの問題もあり日本のクラウドソーシングは、「安いお小遣い稼ぎ」サイトみたいな印象がついてしまいましたが、世界を見渡せば、一つの大きな労働市場となっています。 米国の状況 米国の大手クラウドソーシングサイトUpworkが毎年調査している Freelancin…

インバウンド向けのハイコンテクストなサービスは難しい2

さて前回はとある温浴施設で、インバウンドの観光客が大量に来てサービスが低下し、特にハイコンテクストなサービスはインバウンドと日本人の共存が難しいのではないという話でした。 blog.sme-itdept.com とは言え、サービスが低下するからといって、インバ…

インバウンド向けのハイコンテクストなサービスは難しい1

昨年末にとある温浴施設に行ったところ、そのインバウンド観光客の多さに驚きました。 インバウンドにとって日本の温浴施設は人気アミューズメントパーク 年末に上海で大江戸温泉が開業?して問題になってましたが、日本の温浴施設は海外からの観光客の大人…

ブログの自動生成はできるのか。

AI

zaikabouさんのエントリー読んで知ったのですが、自動生成記事なるものがあるようです。 zaikabou.hatenablog.com 技術的に記事の自動生成はできるかといえば、恐らく可能です。もうすぐ容易に利用できるようになるのではないかと。 AIが書く小説 www.youtub…

三日坊主でも0よりまし

毎年、年末年始は、少し敷居の高そうな本を読むことにしてます。 2015年の新年はこちら 21世紀の資本 作者: トマ・ピケティ,山形浩生,守岡桜,森本正史 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 2014/12/09 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (121件) を見…

いくら研修を受けてもどうせ嫌われます

世の中にリーダーシップ研修なるものがあふれていますが、それがろくな成果をもたらしていないとのことです。 悪いヤツほど出世する 作者: ジェフリー・フェファー,村井章子 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 発売日: 2016/06/23 メディア: 単行本(ソフ…

若者が社長になりたくないのはあたり前

もう毎年のことなので、話題にもならなくなってきましたが、若手の上昇志向が年々低下しています。就活頑張って入社しても、社長になんかなりたくありません。 mainichi.jp 「最近の若者は、やる気がない」 など、若者に責任をなすりつけるのは簡単ですが、…

村で育ちの高齢者が経営する日本企業

さて、前回紹介しましたが、政府で「未来会議」なるものが開かれ日本の成長戦略について議論されています。また、そこから出た主要4テーマについて「構造改革徹底推進会合」が個別に設置され議論が進められています。 前回に引き続き、この資料の内容につい…

収益性の低い日本企業

未来投資会議という日本経済再生本部が管轄する会議があります。議長は内閣総理大臣で、日本の成長戦略を考えるというものです。 過去日本の成長戦略を国も検討してきましたが、それをさらに進める司令塔として「未来会議」が設置され、特に主要な4分野につ…

おっさんでも博士になれば老後安泰だろうか

日本はいうまでもなく高齢化社会です。 企業も高齢化する 2060年には、人口は8700万程度に落ち込み65歳以上が占める割合は40%に達します。 もう、世の中、おじさん、おばさんばかりです。 ちなみに、日本企業のCEO就任の平均年齢は、すでに60歳を超えていま…

勤続XX周年って祝うもの?

こちらの本、「日本の会社はほとんどいらないよね」、という話と、「社畜やるより好きなことやった方がいいよ」といった内容です。 99%の会社はいらない (ベスト新書) 作者: 堀江貴文 出版社/メーカー: ベストセラーズ 発売日: 2016/07/09 メディア: 新書 こ…

眠るな営業!

システム開発では多くのミーティングが発生します。その際、ベンダーからは多数のメンバーが参加します。システムが大きくなればなるほど、分業化が進み、各領域ごとに担当が割り振られ、ミーティングは総勢十数人になることもあります。 様々な関係者が参加…

Google怖い?

今更ではありますが、GoogleのAI技術の進歩には驚かされます。でもその利便性の一方で、様々な個人情報が抜かれていくのは理解しておく必要があります。 写真の認識 Googleフォトの認識力はもう言うまでもありませんが、驚異的です。 www.appps.jp ディープ…

あなたの個人情報なんて600円程度

前回は、少しでも個人情報を守るためにというネタでしたが、今回はそんなことやっても、いずれあなたの個人情報は漏れていく、しかも格安で、という身もふたもない話です。 メールアドレス程度の個人情報はわずか1ドル さて、いろいろとセキュリティ対応し…

セキュリティ被害を少しでも抑えるために

情報漏洩は、毎日のように起こっていて最近は麻痺しつつあります。こちらを書籍を読むと、どれだけ個人情報が裏で取引されているかよくわかります。 闇ウェブ (文春新書) 作者: セキュリティ集団スプラウト 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2016/07/21 メ…

Apple Payはダレトク?

Apple Payがサービス開始したそうで盛り上げってますが、どんどん決済手段増やして一体ダレトクなのかという話です。 www.apple.com 利用者はより便利に 言うまでもなくApple Payのおかげで、ユーザーは便利になります。ばらばらだったカードがひとつに、よ…

文書はもう書かない?

前回まで形態素解析の話をしてきました。 blog.sme-itdept.com ただ、内容としてはKH-Coderを使って遊んでみました程度で、解析というのもおこがましい内容です。これで解析というと研究者の方々には怒られてしまいます。 文書評価は難しい 前回までは、ブロ…

ブログはどうかわったか - 形態素解析4-対応分析

前回、対応分析がうまくいかなかったのですが、樋口先生からコメントいただきまして、リトライしてみました。 まず、失敗作がこちら 大量に「2016」、「2015」といった年が出力されています。これは<H1>タグの使い方が間違っているようです。 <H1>2015</H1>[記事1]<H1>2015</H1>[記</h1>…

ブログはどうかわったか - 形態素解析3

引き続き、ブログの形態素解析です。 図示してみる 前回行った年度別に頻度を出すだけでも特徴的なワードがなんとなくわかるのですが、もう少し図的に表記することで、各年度の関係性が良く分かります。共起ネットワークという機能を使うと、各年のタグと同…

ブログはどうかわったか - 形態素解析2

前回、ブログデータを整形しました。早速KH-CODERに取り込んでみます。ファイルを選択して取り込み、前処理を実施すると、とこんな感じになります。 H1の数がブログの投稿数+ドラフト数となります。ブログ数としては199件です。行数としては、10016行。1ブ…

ブログはどうかわったか - 形態素解析1

前回、前々回と語彙の話をしてきました。他にも、文書の書き方本は多々読んでいるのですが、結果としてブログの文書は進歩しているのか、それが最大の関心事です。 そこで形態素解析を用いて、自分の文書を定量化し傾向を見てみようというのが今回の趣旨です…

日本語を改善する - 語彙を作る

引き続きこちらの書籍より 語彙力を鍛える 量と質を高めるトレーニング (光文社新書) 作者: 石黒圭 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2016/05/19 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る 前回は、類義語、対義語を考えることで語彙が増えるという…

日本語を改善する - 語彙を増やす

ブログを書いていると、もう少し文書力を向上したいと感じることがあります。別に文学的な文書を書きたいとは思いませんが、人並みの文書を書きたいという気持ちはあります。 語彙力を増やす そんな中、最近読んでいるのがこちら、 語彙力を鍛える 量と質を…

デスマーチで支える日本のサービス品質

ソフトウェア開発と言えばデスマーチですが(?)、なにもデスマーチはIT業界の限定ではなく、サービス業、小売業の現場でも頻繁に発生します。 ITだけがデスマーチではない 以前IT業界に身を置いていたこともあり、デスマーチはそれなりに理解しているつも…

IT部門長になると家が建つ

ITのシステム開発では、大きなお金が動きます。中小・中堅企業でも億単位のお金が動いていきます。 バブルがあったらしい 土地や建物の開発では、数十億円、数百億円のお金が動くそうで、発注者側はゼネコンからの接待がありそうです。 一方で、ITのシステム…

図書館システムの統一化

日経ビジネスにカリールという会社が紹介されていました。 calil.jp 全国の図書館の蔵書が検索できるサイトです。 部分最適の行政システム 前にも書きましたが、行政の作るシステムは、大半が部分最適で、どうにもならないシステムです。そもそも予算が地方…

消える職種

IT AI

週間ダイヤモンドのAI特集では、AIによって消える職種というのが掲載されています。 週刊ダイヤモンド 2016年 8/27 号 [雑誌] (勝者のAI戦略) 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2016/08/22 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 士業が狙われ…

新ホタル族

自分が子どものころはそこかしこにタバコの煙がただよっていました。喫茶店、レストランは当然として、街中でも当然のように歩きたばこが行われていました。 1980年代ごろになると、嫌煙運動がはじまり、部屋内での禁煙が普及していきました。行き場を失った…

悪意に満ちたベンダー保守

ユーザーIT部門は、日々ITベンダーと熾烈なコスト争いを演じています。通常は、開発費で戦うのですが、最近はベンダーも勝手知ったるもので、開発費ではゆずって別のところで回収をはかります。 最近目立つのは、ソフトウェアの保守費用です。 上がり続ける…

教養としての歴史

最近、教養としての歴史がちょっとしたブームです。 なかでもおすすめは、こちらです。 昭和史 1926-1945 (平凡社ライブラリー) 作者: 半藤一利 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2009/06/11 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 11人 クリック: 125回 …

車のない生活

昨年、10年近く乗ったファミリーカーを売りました。子供も大きくなり電車でも十分活動できるようになったのでまあいらないかなと。その後、車は買っていません。 都市部では車なくても困りません そもそも都市部では、電車、地下鉄、バスとかなり高度に整備…

更新の多いものをなんとかしたい

駅の案内板 先日、いつもの通勤ルートを歩いていてふと気づいたのですが、地下鉄の案内板(天井からぶら下がっている細長いやつ)が、更新されていて、日本語・英語に加えて、中国語、韓国語での案内文が追加されています。 こういうやつです。 blogs.yahoo.…

いつも余裕な大手SE

最近大手のベンダー企業の若手SEと仕事をする機会があったのですが、まあ、昔とは変わったものです。 対等な立場 彼らの意識のベースは、「対等な立場」です。 クライアントであろうとへつらわない、仕事では対等な立場、そういった考えがにじみ出ています。…

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